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Talk Session (3)



Swingwings:  それでは、5曲目のFoolish。再びTakajiiさんの曲ですね。
Godspeed: こちらもmuzie公開曲のリメイクなんですが 最早別の曲と言わんばかりに雰囲気がガラッと変わりましたね。アコギがめちゃめちゃいい音するなあと思ったらやはりMartinでした。
a2c: これはイントロのコードストロークを聴いてやられました。 アコギめっちゃいい音ですよね。2:10からのソロとかもう・・・。全体的なサウンドのバランスも良いし、非の打ち所がないですよ。 単純に僕が元々この曲大好きってのもあるんですけど(笑 ギター弾きじゃない人も聴き惚れる曲だと思います。
Godspeed: この曲を聴いてから突然a2cさんが「ごめん、俺の曲ミックスし直す!」って言い出したときはどうしようかと。(笑
a2c: いやー、もはやいちファンって感じ(笑)この完成度を目の当たりにして、「こりゃやばい。」と。 それでミックスをやり直しました。結果的にあんまり変わらなかったけど(笑
Godspeed: いやいや何をおっしゃる。 ほんとこの曲聴いてると段々アコギを弾きたくなってきます。 弾けませんけど!(何
a2c: じゃあごっさんもアコギ練習してアコギデュオやろう。デュオ名は「DEPACHIKA」で(何
Godspeed: 待ってくださいと
Swingwings:  次は6曲目、R.I.P. -Distorted World-。再びGodspeedさんの曲ですね。
Godspeed: この曲について語るにはまずDimebagDarrell氏の件について触れなければなりません。 彼の死をきっかけにメタルというものを見つめ直そう、僕なりに彼を弔いたい、と思い書いたのがこの曲です。 曲自体はDime流と全然違いますけどリフには僕の強烈な想いが籠められたんじゃないかと思います。
a2c: 今回のCDの中で一番ヘヴィーな曲ですね。
Godspeed: 全弦半音下げ+ドロップDで弾いてますね。
a2c: イントロのアルペジオで曲の世界観に引き込まれていく感じ。
Godspeed: 珍しくフィルター使ってみました。 録ってて物凄く楽しかったです、この曲は。 他の曲が面白くないってわけじゃないんですけど、なんというか曲への思い入れの分だけメタルの楽しみが増幅された感じです。
a2c: ゆったりしたリズムに重いリフ、ペンタトニックスケール主体のフレーズ、ワウ・・・ヘヴィメタルに必要なアイテムが全部揃ってますね。 僕の場合、こういうヘヴィな曲ってギターを始めた頃はあまり馴染めなかったんですけど、ある日突然馴染めるようになるというか、目覚めるんですよね。
Godspeed: 僕もです。(笑  一昨年くらいまでヘヴィネス全般が凄い嫌いだったんですけど 気が付いたら目覚めてました。
a2c: 勢いで攻めるハードロックももちろん深いものがあるけど、ヘヴィな曲ほど短い時間の中でより多くの情報というか表現力が必要になりますよね。
Godspeed: そうですね、こういう聴かせる(?)タイプのリードは慣れてないので結構辛かったです。
a2c: ゆっくりな曲になればなる程リズムをキープするのが難しくなりますし。
Godspeed: なりますね、次の音が待ちきれなくなってついつい突っ込んじゃう。(笑  速いパッセージとはまた違った難しさがあると思います。
a2c: それがうまくキマった時に心地良さを感じるのかも(笑) そう考えると、ヘヴィメタルってギターを弾く事を楽しむための音楽っていう見方もあるかもしれませんね。
Swingwings:  こういった曲もギター好きにはたまらないですね。それでは、次は7曲目 Play。Godspeedさんとニケさんの合作ですね。
Godspeed: 前々からこういう掛け合いみたいなのをやってみたいと思ってたんですがやってみるとほんっと面白いです(笑  先に僕の方を録ってニケさんに送ったんですがいい仕事してくれましたよ。
a2c: これは二人でハモったりユニゾンしたりアドリブしたりバッキングしたり、アイデアの宝庫ですね(笑
Godspeed: アルバム中もっとも愉快な曲だと思います。
a2c: タイトル通りってわけですか。
Godspeed: です。
Swingwings:  なんとなく、楽しそうに弾いてるイメージを感じますよね。
Godspeed: ありがとうございます。バレバレかもしれませんが目指したものはGreg HoweとRitchie Kotzenの合作のTiltです。(笑
a2c: なるほど、今度聴いてみよう(笑  やっぱり自分以外のミュージシャンと競演すると、相手から色んな刺激を受けますよね。普段出て来ないようなフレーズが出て来る事もあるでしょうし。
Godspeed: 確かにニケさんを意識したせいか結構ややこしいフレーズを弾いたかも。 実はこの曲昨年頭に作り始めて途中で放置してたんですが 今回こうやってニケさんと一緒にやるために生まれた曲だったのかも。(笑  曲作りながら「左チャンネルを任せられるのはニケさんしかいない」って思ってました。
a2c: 二人の息はぴったりですね!(何
Godspeed: ほ う。
まあこの曲は是非とも色んな人と一緒にライブでやってみたいですよ。
Swingwings:  では、最後の曲となりました。 8曲目、Transient Blue。a2cさんの曲です。
Godspeed: 本人がいるところでどう紹介すればいいのかほんと悩むところですが頑張りましょう。(笑 アルバムを締めくくるにふさわしい、どことなく冬の寂寥感漂う綺麗な曲です。 もう提出してもらった瞬間にラスト行き決定でした。
a2c: ご紹介ありがとうございます(笑) 今回G5で僕が最年長なので、ちょっと落ち着いた曲にしようと試行錯誤したらこうなりました。 この曲を考えていた頃、丁度クラシックギターを弾くのが面白くて毎日のように弾いてたんです。 それである日イントロの左チャンネルに聴こえるアルペジオフレーズが出来て、それにメロディを作って重ねて、他のパートを後から加えて行きました。 ほぼ全編クラシックギターで組み立てて、エレキギターはエンディングにしか出て来ません。 ディストーションサウンドを期待していた方にはホント申し訳ありません(笑
Godspeed: 確かにMintJamメンバーとしてのa2cさんの音とはかなり毛色が違いますね。寧ろこっちが本性ですか?(笑
a2c: どっちが本性なんだろう?(笑)あ、でもMintJamの時は自分以外の音やアイデアが入ってる事が多いので、純粋なa2cの曲っていう事を考えるとこっちが本性かも(笑)
Godspeed: なるほど。 「a2cの魅力満点」って感じですね!(何
a2c: こういう一面もあるって事で、みんなに受け入れてもらえれば嬉しいですよ。
 
Swingwings:  全体を振り返ってみてアコギから、エレキギターから、奏法やチューニングやエフェクターも含めて、 ギターの持つ色んなサウンドや可能性が入ったアルバムに仕上がったって感じでしょうか。
Godspeed: そんな感じだと思います。ギターだけでこれだけ色んなものが表現できるんだな、と僕自身結構驚きました。
 
次は、質問メール回答編です。

【注釈】






























Dimbag Darrell:
1966年8月20日テキサス州生まれのギタリスト。 実兄のヴィニーポールと83年にパンテラを結成。2003年にパンテラを解散し翌2004年2月にダメージプランを結成するが、同年 12月8日オハイオ州コロンバスでのライブ中凶弾により亡くなる。享年38歳。

Ex-2.
R.I.P. -Distorted World-より
リズムが曲者なリフ
TABはコチラ































Ex-3.
PlayよりGodspeed流手癖満載のフレーズ
TABはコチラ








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